美恵子のブログ

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大きな花を咲かせる薔薇の花々

 硬質的な青いガラスの水差し。本作は、白色、黄色、桃色の薔薇の花とガラスの水差しを描いた静物画作品で、ファンタン=ラトゥールの静物表現における頂点が示される作品のひとつとして高く評価されている。

 大きな花を咲かせる薔薇の花々。静物画としては非常に単純で簡素に構成される本作ではあるものの、古典に倣う高度な写実的描写による的確な形態表現や、作品から醸し出される深い詩情性や静謐な雰囲気は画家の静物画作品の中でも特に優れた出来栄えを示している。

 一輪だけ置かれた蕾をつけた薔薇の枝。薔薇の控えめで儚げな色彩の繊細さを引き立てるような背景の黄土色、そして大理石の黄白色の調和的選定や、薔薇のの柔和性と、ガラスの水差しや大理石の硬質性との素材的・質感的・色彩的対比も特に注目すべき点である。



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自画像

 19世紀のフランスで活躍した近代絵画の先駆的画家アドルフ・モンティセリが最晩年期に辿り着いた傑作『自画像』。

 本作は数々の女性遍歴を重ねていたモンティセリが結婚を望むほど想いを募らせていた魅惑的な女性エマ・リカールの依頼により制作された画家の自画像作品で、本作には画家の歩んできた絵画人生の全てが凝縮されている。

 本作では画面中央より右側にモンティセリ自身の姿がほぼ真横から描かれており、画面の中で画家は、筆と調色板(パレット)を手に画架(イーゼル)に向かい作品制作をおこなっている。

 その表情は(ルネサンス期などまで制作された)古典的で公式的な肖像画を思わせるように神妙で威厳的な雰囲気を感じることができる。これは絵画を描くという行為と共にモンティセリが抱いていた画家としての自己意識の反映だと考えられている。


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黒人が白人に変身…

  パーソナルケアブランドの「ダヴ(Dove)」が、上着を脱いだ黒人女性が白人女性に変わるという自社の広告動画に人種差別との非難が相次いだことを受け、謝罪した。

 問題となった広告は米国の交流サイト(SNS)フェイスブック(Facebook)に登場した、ボディーソープを宣伝する約3秒の動画で、黒人女性が上着を脱ぐと白人女性に変わり、さらにその女性がTシャツを脱ぐとまた別の女性に変わるというもの。

 オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)に拠点を置く食品・日用品大手ユニリーバ(Unilever)傘下のダヴは、ソーシャルメディア上で複数の人々が広告が人種差別的だと訴えた後に謝罪の意を表明。ツイッター(Twitter)上で、「有色人種の女性をきちんと表現するには的外れなものだった」と釈明し、感情を害してしまったことは遺憾だとした。


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これはカサットが書いたのか!?

  画家に多大な影響を与えたエドガー・ドガが「これはカサットが書いたのか!?私はそれを認めたくはないが、女性(カサット)が、これほど見事な素描を描けるとは…!」と言葉を発したとの逸話も残されるほど、本作に示される湯浴みをする女性や水差しなど構成要素の簡潔で精確な輪郭線の表現は白眉の出来栄えである。

  特に半裸の女性の丸みを帯びた背中の輪郭線や、水桶(洗面器)の水を掬う左手首やそれにつながり湾曲する左腕の豊かな表情とその凛とした美しさは、否が応にも観る者の目を惹きつける。

  また絶妙に抑えられた色数や、日本風でありながらモダン性を感じさせる(女性が腰から下に身に着ける着物などの)色彩感覚、平面的な画面によって効果的に引き立つ装飾性なども注目すべき点である。

  なおワシントンにある国会図書館(関連:沐浴する女性 [1])や、画家の故郷である米国内最大級の美術館であるメトロポリタン美術館(関連:沐浴する女性 [2])など複数の美術館・関連施設が、この『沐浴する女性(湯浴み、髪を洗う女)』の版画を所蔵している。


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横たわる羊飼い

  19世紀を代表するフランス出身の女流画家ベルト・モリゾ晩年の傑作『横たわる羊飼い』。

  モリゾ随一の代表作である『桜の木(さくらんぼうの木)』同様、画家がパリ北西のメズィーに滞在していた1891年の春に制作された本作は、この頃、複数枚手がけられたことが確認されている≪羊飼い≫を画題とした作品の中の1点である。

  モリゾと夫ウジェーヌ・マネとの間に生まれた最愛の娘ジュリーの友人ルイ・ガブリエル・デュフールをモデルとして制作された本作では、横長の画面中央に頭を右側にした羊飼いの少女が肘を突きながら寛ぐように横たわっている。その傍らには一匹の小羊が羊飼いに寄り添うように配されている。

  画面中央左部分やや上には(おそらくは同時期に手がけた他の作品で描いた梨の枝から着想を得たのであろう)桃色に実った果実が描かれている。


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